最近、ユニバーサルスタジオジャパン(USJ)のCMの最後に流れるサウンドロゴのようなキャッチコピー「NO LIMIT!」の声が変わったようだ。
まずは参考までに、以前のCMと最近のCMの動画の最後の部分を見てみよう!
■変更前(ノー、マネー!)
■変更後(ノー、リミット!)
以前までは「ノー、マネー!」と言ってるようにしか聞こえなかったが、今月くらいから流れ始めたCMは文字通り「ノー、リミット!」っぽく聞こえるように変更されている。
以前、スーパーニンテンドーワールドに行きたいと思いUSJの料金を調べてみたところ、結構エグい料金体系で、思わず「ノー、マネー!」と叫んだほどだ。
その料金についてだが、基本となる入場券の他に、あまり並ばずにニンテンドーやハリーポッターなどの特定エリアへ入るための入場確約券(or入場整理券)などといった追加チケットが必要となる仕組みになっている。


この仕組みを見た当初は「とんだ銭ゲバだぜ、USJ!」と思ってしまったが、入場確約券と同等の入場整理券は無料で入手することもできる仕組みとなっているため、上手く整理券を手配出来ればそれほどコストをかけずに回れるのかもしれない。
しかし、タイミングが悪く無料の整理券が取れなかったら、せっかくUSJまで来て高い入場料を払ったのに、ほとんどの時間を並ぶだけに費やしてしまいアトラクションをあまり回れず残念な思いをしてしまうだろう。
そんな事態は避けたいという感情から、危ない橋を渡らずに安全パイを取って課金して入場確約券を使えば安心して回れるだろうという人も少なくないはずだ。
まさに「はるばる遠くから大金を払ってUSJまで来たのだから、多くのアトラクションを回らないと勿体ない」という、いわゆるサンクコストの考え方を巧みに利用した心理作戦とも言える手口だ。
確かに、テーマパークは滞在時間の多くを並んですごす事が多く、そういう面倒な思いを少しでも軽減するために、ファストパスや入場確約券といったチケットのシステムは来場者にとっても便利で、運営側にも収益増加につながるため、WIN-WINとも言える。
この仕組みを「顧客の要望に応える運営の優しさ」と捉えるか、あるいは「運営は銭ゲバ、札束でひっぱたいて横入りする資本主義の暴力」と捉えるかは人それぞれ異なるだろう。
個人的にはテーマパークに行きたくない理由の第一位が「並ぶのがイヤだから」なので、多少コストはかかっても、あの忌々しい行列待ちが無くなるのかと思えば大歓迎のシステムだと思っている。
しかし、そんな魅力的なシステムだが、対価はお値段異常で、料金がメチャクチャ高いのが難点だ。
先日、友人と大阪に旅行した際、USJ(スーパーニンテンドーワールド)へ行かないかと話しを持ち掛け、入場料と確約券の話をしたところ「アホか! 高すぎるわ!」と秒で断られてしまったほどだ。
そんなわけで、USJ行きは却下され海遊館に行ったのだが、あれはあれで楽しかったのでヨシ!

ついでに、日本一低い天保山(標高4.53m)も登頂してやったわ!

話を戻して、そんな課金システムなUSJのため、制限なし(No Limit)遊ぶと、お金が溶けるように無くなってノーマネー(No Money)になっちゃうのかと勘違いしていたが、今回のCMからは「ノーリミット!」と聞こえるようになったので、あの声はお金の事では無かったようだ。
でも、やっぱスーパーニンテンドーワールドに行きたいなあ……だが
(一緒に行ってくれる友人が)
NO FRIEND!
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