最近ビズリーチのCMが鳴りを潜めて、社長インタビューCM(15秒)と寸劇ショート版(15秒)という構成のパターンが多くなり、ようやくビズリーチもうざいCM路線から落ち着いた路線にシフトするのではないかと思われた。
ところがどっこい、ビズリーチはこの期間に潜伏して新しい寸劇CMを仕込んでいたのだ!
2026年1月13日にテレビ東京のワールドビジネスサテライトを見ていたところ……出たな、ビズリーチ!

CM内容はいつものビズリーチCMテンプレートに忠実な内容で、転職を考えている男性2人がカフェで語り合う傍で吉谷彩子が聞き耳をたてながら、その心の声にアフレコするといういつものやつだ。

そして、いつものビズリーチポーズ(凸)を取りながら、スマホでサイトを見て「(ビズリーチに登録するのは)常識だもんな」やら「こんなスカウトが来るなんて。さすがビズリーチ」といった具合に、ビズリーチを会話の節々に連呼するくだりは、もはや様式美と化したいつものビズリーチCMだ。

そして、いつものウザ顔もしっかりカバーしており、最後はカフェにいる画面内全ての人が「ビズリーチ凸」で締めるアレだ。

まあ、いつものビズリーチCMなのだが、なにか違和感が……そう、あまりウザくないのだ!
この違和感は一体何だろう??
目 次
■いつものビズリーチCMなのにあまりウザく感じない?
まあ、いつものビズリーチCMだと思ったが、なぜか普段よりウザい要素が少ないような気がした。
一体どうしてだろうか?
原因を探るべく、繰り返し新しいビズリーチCMを見比べてみたところ、以下の点がウザさが減った原因なのではないかと思われる。
・(原因1)吉谷彩子がつっこむパートが少ない
1つ前のバーテンダー吉谷彩子はビズリーチはウザ客の会話に聞き耳をたてながら会話の合間に「社内評価が良いなら、なんで転職を考えないのかな~?」「もったいない!」みたいな具合に独り言を挟みながら変顔を披露する演出は、なかなかのウザさ具合だった。
しかし、今回の吉谷彩子は基本スタンスに立ち返った構成になり、ビズリーチのサイトのスカウトを見ながらウザ顔をする男性の心の声を代弁するようにアフレコするタイプになっている。

さらに、吉谷彩子の変顔が無い演出も、内容のマイルドさに貢献しているとも言える。
・(原因2)寸劇で会話する人物が減った
ビズリーチCMの中でもウザさのK点を超えた健康診断編では、3人で会話するCMで「ビズリーチに登録するのはキャリアの健康診断みたいなもんだよね」「常識だよな」と言う同僚のトンチキな会話に挟撃され、ビズリーチに未登録で困惑する男性の前に女医の吉谷彩子が現れ、すかさず「びずり~ち凸」するという、個人的にビズリーチCMの中でもキングオブうざいビズリーチCMを冠する内容だった。
今回は2人の会話劇タイプになった上、相方は序盤に軽く話す程度で殆ど喋らないためマイルドになった印象だ。
・(原因3)ビズリーチを見る人のウザ顔がちょっと柔らかい
毎回、スマホでビズリーチのサイトを見て、好条件のスカウトを見て「こんな条件でスカウトが来ている!」的なくだりがあるのだが、毎回このウザ顔がかなり洗練された顔でビズリーチCMの伝統として連綿と受け継がれてきていた。

これは、人を不快にさせる天才が演出に関わっているのではないかと思うほど徹底した演技指導で、視聴者に自社のサービス名と喧嘩を同時に売るスタイルで有名だ。
ところが、今回のウザ顔要員は何というかマイルドな笑顔止まりなのだ。

ここは手加減したのか、はたまた演技指導する人が変わったのか……?
・(原因4)英二六がビズリーチCMに耐性ができた
これまで幾度となくビズリーチCMを見て「ビズリーチCMはウザいな~」と思いながらも、かれこれ何年もCMが流れていることで、知らず知らずのうちに体がビズリーチの毒に慣れてきているのではないかという可能性がある。
ビズリーチのCMはしつこい商品名の連呼やスカウトの通知を見てニヤけるウザ顔、そしてノンキャリアはお呼びでないという疎外感と、モヤモヤする要素を30秒という枠にこれでもかと詰め込んだ内容で嫌悪感があった。
そして今回の新作CMも例外なく不快な要素は網羅している筈なのに、なぜか以前より不快感が少ないという不思議だ。
人はどんな悪い状況でも適応して慣れていくものだとつくづく思い知らされる。
■ビズリーチCMはウザさこそが本質
このように今回も例外なくうざい内容のビズリーチCMだったが、以前より少し不快感要素がマイルドな内容にデチューンされていて疑問を抱いたが、これがビズリーチの新しいCMの解答なのかもしれない。

最近導入した社長インタビューCMは、会社のビジョンと転職をアピールする良い内容だとは思うが、これまで猛毒CMで自社商品をアピールしてきたビズリーチにしてはあまりにも真面目すぎて、どうもビズリーチっぽさに欠ける感があった。
そして、日増しにCMをアップデートして毒を増やしていったが、ここに来てようやく毒を減らすという方向に舵を切ったスタンスは、ビズリーチCMの新しい方向性への挑戦なのではないかと思われる。
そんなわけで、これからも進化し続けるビズリーチCMを緊張感をもって注視していこうと思う。
……まあ、程度の大小はあってもウザい内容に違いないだけど。

なお、ビズリーチ先輩こと吉谷彩子さんが主役で大活躍するドラマ「能面検事」も個人的にオススメの作品だ。
感情が顔に出やすい吉谷彩子と、終始能面の上川隆也の掛け合いを楽しめるリーガル系バディ物ドラマ作品として面白かったので、吉谷彩子フリークで未見の人は必ず見るように!