食べ物/飲み物

【ビタミン12種】ビタミン全開のデザインが変わっていたので従来品との違いを検証してみた【味の違いは?】

投稿日:2021年6月8日 更新日:

 前回ブログで報告した、チェリオの「ビタミン全開」のパッケージが変更になった件について、ようやく新デザインのビタミン全開を入手することができた。
 これでようやく旧型デザインと新型デザインの検証ができるようになったのだ。

「ビタミン全開」ロゴの下に1本線が加わった

 今回、新しくなったビタミン全開の違いを、「デザイン」「原材料」「」の3点から検証してみようと思う。

 新旧それぞれ調べてみた結果、見た目は小さな変更のように思われたが、実はビタミン全開という商品の方向性まで変えてしまうのではないかという大きな変更もあったことに気が付いた。

それでは、検証スタート!


■含有ビタミン数が11種類から12種類に!

 まずは、缶の表側についてだ。
新型はビタミン全開のロゴ下に1本イナズマのような線が追加されている。それ以外は特に変わった箇所は見られない。

 そして、缶の右下に記載されたビタミン表記も同じかと思っていたが、従来品と異なる表記が見つかった。

左:新型’(12種)  右:従来品(11種)

 従来品は「11種のビタミン配合」に対し、新デザインは「12種のビタミン配合」と1つ増えているのだ。
追加された要素は何か見比べてみたところ、「ビタミンP」の記載を発見した。

あまり聞き慣れない種類のビタミンPだが、一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所の説明によると、ビタミンPはフラボノイド(色素)の総称との事だ。

ビタミンPの効能は以下の通りだ

・毛細血管の強化
・血流改善効果
・LDLコレステロールの低下
・抗アレルギー作用
・免疫力アップ

一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所より引用

 つまり、ビタミン全開は爽快ビタミンのジェネリック飲料という枠を越えたアップグレードを目指して、本家には配合されていなかったビタミンPを配合したのではないかと考えられる。

 しかし、今回のデザイン変更は、ビタミンPの追加だけによるものだろうか?


■ビタミンAの大幅減少は、食生活の変化に対応?

 缶の裏に記載されたビタミン全開のビタミン含有量を見比べてみたところ、ビタミンAの量が極端に減っている事に気が付いた。

従来品(旧)は54μgだが、新型は2μgと大幅にビタミンAの含有量減っている

 従来品
エネルギー28kcal29kcal
たんぱく質0g0g
脂質0g0g
炭水化物7.1g7.5g
食塩相当量0.02g0.01g
ビタミンA2μg54μg
ビタミンB10.07mg0.08mg
ビタミンB20.09mg0.19mg
ビタミンB60.09mg0.11mg
ビタミンB120.14μg0.18μg
ビタミンC10mg16mg
ビタミンD0.75ng0.15μg
ビタミンE0.5mg1.3mg
ナイアシン1mg1.1mg
パントテン酸0.3-2.7mg0.6-1.4mg
葉酸13μg15μg
ビタミンP0.1mg
カフェイン10mg20mg
ビタミン全開・新旧ビタミン含有量(100mlあたり)

 どうして、ビタミンをアピールする商品なのにビタミンAを減らしてしまったのか調べてみたところ、これは健康を意識しての減量という事が判明した。

 昔の日本は、食生活が植物性食品がメインだったため、ビタミンAが不足する事があったと言われている。
しかし、ビタミンAは動物性食品に多く含まれているため、昨今の日本の食生活においては動物性食品を摂取する機会が多くなり、あえてビタミンAを摂取する必要がなくなったという事情から、ビタミンAを減量した可能性が高い。

 さらに、ビタミンAを過剰摂取すると健康に悪影響を及ぼすおそれもあり、ビタミン摂取によって不健康にならないよう、あえて量を減らしたものと考えられる。

植物性食品中心の食生活だった過去の日本では、ビタミンAの欠乏症がしばしばみられていました。しかし、食生活が欧米化した現在では、動物性食品を食べる機会が多くなり、ビタミンAが不足することはほとんどありません。一方で、脂溶性ビタミンは体に貯蔵されるため、過剰摂取に注意が必要です。

森永食品ホームページより引用



■カフェイン含有量が大幅に減っている

 あらためて、新旧のビタミン全開の違いをチェックしてみよう。

 従来品
ビタミンP0.1mg
カフェイン10mg20mg
ビタミン全開・新旧ビタミン含有量(100mlあたり) 抜粋

 ビタミンAとビタミンPを除いて、多少の差はあるものの、主なビタミン配合に大きな違いは無いと思われたが、一部このドリンクのコンセプトの根幹を揺るがす変更箇所が1カ所あることに気が付いた。
それは、カフェインの含有量だ

 従来品は100mlあたりのカフェイン含有量が20mgに対して、新型は10mgと半減されている点が大きな違いだ。
つまり、ビタミン全開は500ml缶のため、カフェインの量は従来品で100mg、新型は50mgとなる。

 そのため、従来品ではカフェイン摂取の警告表記として「1本あたり100mgのカフェインが含まれています」という記載があったが、新デザイン缶ではカフェインを減らしたためか、注意表記が無くなっている。

旧型のみカフェインの注意書き有り

 ビタミンPの追加配合、ビタミンAとカフェインの減量、この3つの要素が意味する事は、「ビタミン全開は、カフェインで覚醒を促すエナジードリンクとは違う方向性のビタミン飲料である」という商品コンセプトを目指してリニューアルしたのではないかと考えられる。

 巷で有名なモンスターエナジーやレッドブルといったエナジードリンクは、カフェイン含有量が多く、飲み過ぎるとカフェインによる悪影響が出るのではないかと危惧されている。

 参考までに、モンスターエナジー1缶あたりのカフェイン含有量は142mgとビタミン全開(50mg)より多く入っているため、飲み過ぎるとカフェイン中毒のリスクが高まる。

 今回のリニューアルに際してビタミン全開のカフェインを減量した経緯は、そういったエナジードリンクとは違うのだよというメッセージが感じられる。

 あるいは、自社で販売しているエナジードリンクとの差別化をはかってカフェインを減量したという可能性も考えられる。

(参考)現行チェリオ商品・1本あたりのカフェイン含有量(2021/6現在)

・GODZILLA ENERGY(ゴジラエナジー):210mg
・ライフガードX:75mg
・ライフガード インフィニティ:80mg
・超めがぱち:130mg
・鉄魂エナジー:102mg
・ビタミン全開(旧):100mg
・ビタミン全開(新):50mg

チェリオ公式ホームページの商品情報より引用(2021/6現在)

カフェイン量もお値段もサイズもゴジラ級!

 こう見ると、ゴジラエナジーが突き抜けてカフェインの量が多く、怪獣王の名にふさわしい色々と危険な要素をはらんだ飲料のようだ。


■味の違いはあるのか?

 新しいビタミン全開の大きな変更として、ビタミンPの追加、ビタミンAとカフェインの減量があるが、肝心の味に変化はあるのだろうか。

左が従来品、右が新型だ。

 写真では、わずかに液色の濃さの違いは見られるが、誤差の範囲程度の違いだ。

 新旧のビタミン全開を交互に飲み比べてみたところ、味の違いは殆ど感じられなかった
 本当に味に違いがないか必死になってテイスティングしたところ、何となく新型の方が甘みが強くなったような気がしないでもないような……?

 つまり、それだけ味の違いが判別できない程度の違いで、ビタミン全開は昔も今も変わらぬ美味さという事だ。



■(まとめ)味は変わらず、中身は少し健康志向になったビタミン全開だった

 今回の缶デザインの変更は、成分を従来品から一部変更した事により行われたが、メインとなる味を変えることなくビタミンの配合量を調整して健康要素に厚みを持たせ、さらにカフェイン摂取過剰のリスクを抑えたという進化がみられた。

 そして、これまでJT飲料の「爽快ビタミン」の後を追いかけていただけに過ぎなかったビタミン全開が、ビタミンPという本家に無い要素を加えてオリジナリティを持たせることにより、真似ではない新たな一歩を踏み出したという事は、大きな進歩なのではないかと思われる。

爽快ビタミンとビタミン全開
(左)名作・爽快ビタミン

 既に新デザインのビタミン全開が全国に出回っているため、旧デザインのビタミン全開は市場から姿を消しつつある状況にあるが、もし旧デザインの従来品を入手する機会があったら、ぜひとも飲み比べてみて欲しい。

とりあえず、ビタミン全開の従来品→新型の違いについて以下の通りまとめ、今回の記事を締めようと思う。

・ビタミンPが加わり、ビタミンの種類が全11種から全12種に
・ビタミンA含有量が大幅減
・1缶あたりのカフェイン量が100mgから50mgに減
・香りなどの風味は変わらず
・味は僅かに甘くなったような気も……?(※個人の感想です)

 最後に、飲み比べをするときは2本一気に飲まず、小分けにして飲むなどして、カフェイン摂取過剰にならないよう気をつけよう!
新旧2本を一気に飲んだ場合のカフェイン摂取量は150mg!)

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