俺たちのチェリオが、またやってくれた!
先日、チェリオの自販機に見慣れないボトルがあったので覗いてみたら、ご覧の有様だよ。
その名も「KISS チョコミント」……その名の通り、チョコミントをドリンクにしてしまうという、チェリオらしいチャレンジ精神に溢れる商品だ。
昨年はレインボーティーの世間の冷ややかな反応とは逆に、美味さに感激したほどだが、今回は見るからにキワモノ狙い路線だろう。
キワモノとは分かっていても、チェリオファンとしては確かめないワケにはいかない。
そんな使命感から、1本購入して飲んでみた。
うーむ、チョコミントの風味がする何とも説明のしづらい炭酸飲料だ。
しかし、チョコ、ミントいずれの味も自己主張は控えめで、奥ゆかしいチョコミント風味となっていた。
口に入れた瞬間、フレーバーが全力で殴りにかかってくるインパクト強めの激マズ飲料を予想していたが、全体的にマイルドで飲みやすい味だった為、ある意味拍子抜けしたほどだ。
しかし、そんな奥ゆかしさとは裏腹に、チェリオらしい悪ノリがあちこちに感じられたので、これから紹介していこうと思う。
さあ、震えるがいい!
目 次
ミントを意識した緑色の液体!
ところで、この液体の色を見てくれ。
こいつをどう思う?
すごく……緑色です。
そう、ミント味を意識して、緑色に着色されているが、食品には馴染みのない鮮やかな緑色なのだ。
コレを口に入れていいものかと躊躇するほどケミカルな緑色で、例えるならサンポールなどの洗剤の色だ。
海外ではこういったビビッドな色合いの飲料を見かけることは結構あるが、日本で口にする物ではあまり見かけない色のため、最初は飲むのを躊躇してしまうほどだ。
似た色で思い出されるメロンソーダでも、もう少し色が落ち着いた緑色だったような気も……?
チョコとミントは一切入っていない
このKISSは、確かにミントとチョコの風味はするのだが、原材料表記にはミントもチョコも入っていない。
おそらく、「香料」をブレンドしてチョコミント風味を作り出したのだろう。
これは、チェリオ開発部隊のケミカルブラザーズ(仮称)が、科学力の粋を結集して秘密のフレーバーを調合したものに違いない。
自販機(東海、関西、九州、沖縄)とローソンの一部店舗で販売中
どうやら、このKISSというイカれた商品は、東海、関西、九州、沖縄の自販機と、全国のローソンの一部で販売されるとの事だ。
”ローソンの一部”という曖昧な情報しか入手できなかったが、少なくとも我らが名古屋のローソンでは確かに売られている店があった事は確認済みだ。
しかし、こんなキテレツ商品がコンビニという商品競争の激しいところに置かれているのは、よほどチェリオに営業力があったのか、ローソンにイカれたチョコミン党員がいるのか……謎は深まるばかりだ。
チョコミントを愛する人もそうでない人も一度は試してほしい味
このように、味も色もインパクト溢れるKISSだが、味は美味いとかマズいとかいう物差しでは判断できなかった。
あえて言うなら「不思議な味」だ。
こんなぼかした表現しか出来ないのは、自分のチョコミント愛の不足からくる故の判断力不足なのか、それとも別次元の味だからなのか?
そんなわけで、全国のチェリオとチョコミントを愛する同士よ、この説明のつかない謎深い味については、是非とも自分の舌で確かめて欲しい。
なお、KISSチョコミント味を世に送り出した総本山チェリオの商品紹介には、こう書かれていた。
芳醇なチョコレートフレーバーと絶妙なミント感、優しい甘味でチョコミントが苦手な方からヘビーユーザーの方まで幅広くお飲み頂けます。
チェリオホームページの「KISS」紹介文より
確かに、味が強烈じゃないというところについては、チェリオも認めているようだが、「チョコミントのヘビーユーザー」ってのは一体何者なのだろうか?
謎は深まるばかりだ。