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【550円】巷で話題のダイソー「電卓+電子メモパッド」レビュー【コンパクトサイズ】

投稿日:2022年8月14日 更新日:

 いま、巷ではダイソーで販売されている「電卓+電子メモパッド」が密かに熱いらしい。
 何でも電子メモパッドと電卓が合体(フュージョン)したという商品で、その商品コンセプトを見るやいなや「おお、こんなの欲しかったんだよ!」と感銘を受け、ダイソーへダッシュで奪取した程だ。

ダイソーを3店舗回って、ようやくゲット出来た!

 しかもダイソーでの販売商品という事だけにお値段も100円とは行かないものの、550円と相当な破格で販売されているのだ。

 電卓付きメモパッドのコンセプトの商品は既にアマゾンとかで2500円くらいで売られているが、ダイソーの550円という破格の販売価格は、不当廉売で公正取引委員会の手入れが入りそうなレベルのお値打ちさ加減だ。

 そういった価格事情を知っていただけに、550円という価格に条件反射で飛びついて購入してしまった「電卓+電子メモパッド」は、一体どれほどのものだろうか。
 
 今回は、ダイソー渾身のプロダクツ「電卓+電子メモパッド」を購入して使ってみたので、レビューとしてメリットとデメリットを紹介しよう。


商品の魅力

 最初に気に入ったポイントは、電卓と電子メモパッドの相性の良さだ。

 電卓で計算した結果をメモしておくことが出来る機能は本当に便利で、メモリー機能を補助する目的で手書きメモを使用すると、驚くほど効率が良いのだ。

 よくネットショッピングで買い物をする際に、ポイント還元率を比較する時に、これまでは電卓で計算した結果を紙にメモを取りながら店舗ごとの実質金額の計算をしていたが、これ1台あれば大丈夫となる。

ネットショップのポイント計算に便利!


 
 こういった使い方はiPadなどのタブレット端末でも十分出来ることだが、アプリの切り替えの煩わしさが無くシームレスに使える点は大きい。

 さらに、ポケットからサッと取り出してすぐに使える点や消費電力の少なさはタブレット端末より優れている。

 電卓はこのサイズにしては珍しく12桁タイプで、これは業種によってはあまり使わない桁数かもしれないが、大規模な工事の見積もりや企業決算などで比較的大きい数字を扱う仕事をする時には12桁が重宝されている。

 自分の用途では10桁でも十分かもしれないが、人によっては12桁じゃないとダメという人もいるので、このサイズで12桁を採用した点はナイスといったところだ。

■メリット

 電卓と電子メモパッドを合体させただけなのに、こんな便利なものがあったのかと感激した素敵デバイスの「電卓+電子メモパッド」を使ってみて、特に気に入ったポイントを紹介しよう。

 ・とにかく便利な手書きメモ機能

 普段、電卓のメモリー機能を使用しているが、一部機種を除いてメモリーは1つしか数字を記憶できない。

 最初の計算結果をメモリーしておいても、次の計算結果と比較するときは、いちいち紙のメモに数字を書き写して使用していた。

 その際、当然ペンとメモ紙が必要となるため、いちいち取り出すのも探すのも面倒だが、この電卓はすぐに書いて消せる電子メモが内蔵されており、ぱぱっとメモができるため、紙を使っていた時のような煩わしさが無いのだ。

 手書きした内容はゴミ箱マークの消去ボタンを押すだけで綺麗に消すことができるため、紙のメモのようにわざわざページをめくったり捨てる必要もない。

 さらに、コンパクトでポケットに入るサイズのため、電話中にメモを取りたいときにはサッとポケットから取り出して付属のペンでササっとメモが取れる点も気に入っている。

とっさの電話にもメモ出来て便利!

 特に出先ではこういったガジェットが一つにまとまっていると何かと都合が良いのだ。

 当然セーブ機能は無く、一度消去ボタンを押してしまうと手書きメモは消えてしまうため、電話番号や予定をメモした時はすぐにスマホで撮影しておくか手帳に書き写すなどする必要はあるので要注意だ。

本体収納のペンは取り出しやすい

 ・とにかく安い

 これで550円(税込)はちょっとあり得ない安さだ。
 現在アマゾンで2500円位で売られている電子メモパッド付電卓に比べると、サイズが若干小ぶりになりキーの押しやすさや手書き範囲の狭さで負けているかもしれない。

しかし、ほぼ同等の性能を550円で体験できるのだから文句を言ってはいけない。

↓ 参考までに、こっちの画像はいわゆるamazonで売っている2500円モデルだ。

 ・電卓にちょっと気の利いた機能ボタンあり(GT、MU)

 電卓にグランドトータル(GT)マークアップ(MU)機能のボタンがあるため、総合計や利率の計算をする時に便利だ。

 例えば、総合計(GT)だと
 100円の商品を5個、230円の商品を2つ、440円の商品を8個購入した場合の総合計を計算する場合……

 100 x 5 = 500
 230 x 2 = 460
 440 x 8 = 3,520

 この後に「GT」ボタンを押すと、総合計の4,480が表示されるというやつだ。


 この機能が無い電卓の場合、M+を使って計算する方法があるが、GTの方が圧倒的に便利だ。
 (長くなりそうなので、MUについては説明を割愛)

 これらの機能は小型タイプの安い電卓には搭載されていないが、この550円電卓にはなぜか搭載されていて、ちょっと驚いたほどだ。

 ・コンパクトサイズでポケットに入る

 ダイソーの電卓は2500円クラスの電卓付きメモパッドよりサイズが小さいが、スマホと同じ位の手ごろなサイズ感で携帯性に優れている点が大きな魅力ポイントだ。

Xperia XZ1(右)より少し小さい

 電卓のボタンは比較的大き目で打ちやすいが、いかんせん小型サイズゆえに中型機などの電卓に比べると多少キーが打ちにくいという問題もある。

とは言っても、小型電卓相応のキー感覚なので、及第点といったところだろうか。
 

■デメリット

 これだけ褒めちぎっているが、使っていると感じるツメの甘さに「むむむ……」と思った箇所もいくつかあった。
ここからはデメリットを紹介しよう。

 ・早打ち非対応


 そもそもこのサイズと価格帯の電卓に早打ち機能を求める事そのものが酷な話かもしれないが、あまりササッと入力するのには難しく、ケタ数の多い数字を急ぎ足でキー入力すると、キーの取りこぼしが発生する

 この現象はこの機種に限ったことではないが、シャープやカシオなどの有名国内メーカー品でも小型サイズの電卓は早打ちが上手く機能する機種は少ない。

 キーロールオーバーとも呼ばれている早打ち機能は、中型サイズのモデルから安定した早打ちが出来る機種が多いと感じている。

 そもそも、このコンパクトサイズの電卓に早打ち機能を求めてはいけないのだが、気に入っている機種だけにもう少し頑張って欲しかったなと思う。

 なお、早打ち機能に対応していない電卓は、時間勝負の簿記検定などの用途には入力ミスが頻発してストレスがたまるため、使用しない方がいいだろう。

 そのため、会計業務や簿記検定などの用途では、国内メーカーの中型サイズ以上の電卓を使用することを全力でオススメする。

 小型電卓を使うときの共通の操作のコツとしては、あまり焦らず1キーずつ確実に入力すれば大丈夫なのだが、つい仕事の癖でパパッと入力してしまって数字の取りこぼしが発生してイラっとすること必至だ。

 ・税計算ボタンなし(税込み、税抜き)


 これもキーが少ない小型電卓に求めてはいけないのだが、これが一番残念ポイントだ。
 消費税計算をするときに重宝する「税込み」「税抜き」ボタンが無いのはかなり不便で、これはいただけない。

 普段から税率を8%と10%の2種類を設定できる税金ボタンを愛用していたため、コレが無いのは相当不便に感じている。

 そもそも、一番の不満は、消費税という税金そのものなのだが……税率がバラバラで間違えやすいし、ちょくちょく税率が変わるしで本当に面倒な税金だ。

 普通に消費税を徴収されるだけでも癪なのに、経理業務などでそれらの金額を精査する作業に従事すると、一層このアホな課税システムを作った人たちへの憎悪が増す。

 ・180度フルに開かないため、机に置いても手書きパッドが少し浮いて安定しない


 これは痛い!
 手帳のようにパカッと開く構造になっているため、机などの平らな地面に置いた場合は本来なら180度展開して両面とも接地するハズなのだが、開く幅が微妙に180度に足りないためメモパッド側がわずかに浮いて安定しないのだ。
 これは設計ミスというか、詰めが甘いと言うか……。

 机に置いて電話メモ代わりに使おうとして、パカっと展開した状態では電子メモ側が浮いてしまうため、非常にメモが取りにくいのだ。

 対策として、電子メモの裏側にクッション材などを貼り付けれてスペースを埋めれば浮きの問題は解消しそうだが、少し不格好になるのが難点だ。

【追加情報】

 メモパッド側が浮く問題については改善されているようで、2023年1月に購入したモデルでは180度ちゃんと開くとのこと(情報提供: 市田憲さま)

 ・電卓とメモパッドそれぞれ別々の種類の電池が必要


 電卓+電子メモパッドは電子機器なので、電源としてボタン電池が必要なのは当然の話だ。
 あらかじめ電卓もメモパッドも電池が入っているため、初回は絶縁テープを引き抜くだけですぐに使用できるのは良いのだが、電池が切れた時に備えて予備の電池を準備しようと型番を調べて唖然とした。

何……だと……?

 何と、電卓と電子メモの電池の種類がそれぞれバラバラなのだ。
 電卓:LR1130電子メモパッド:CR1220といった具合に、それぞれ別々の電池を買わないといけないという面倒さだ。

 せめて電卓だけでもソーラー電池にしてくれれば、電子メモの電池だけで済んだのに、ここはかなり残念なポイントだ。
 

レビュー総合点:75点


 「電卓+電子メモパッド」は、電卓の計算結果を右の電子メモパッドに手書きで記録するというコンセプトに優れた商品で、こういうものが欲しかったという感動があった。

 しかも、それが550円という安価で買えるという嬉しさも相まって、コンセプトだけなら120点を付けたい商品だ。

 しかし、少し使っていると気になってくる各部のツメの甘さがジワジワと効いてきて、マイナス45点として、総合判定では75点といったところじゃないだろうか。

 正直なところ、全体的に利便性は悪くないだけに欠点の部分を解決した改良版が出れば、ダイソー史上最強の電卓が完成するのではないだろうか。

 そして、殆どの不満点は左の電卓側に集中していることから、電卓の部分が改良されれば大半の問題が解決するのではないかと思っている。

 もし、このコンセプトでカシオあたりが自社のソーラー電卓を搭載したモデルを出したら、最強の電卓が爆誕してしまうのではないだろうか

 いっそのこと、左の電卓部分だけでも国産ブランドの電卓に入れ替えたら、「ぼくのかんがえた、さいきょうのでんたく」になるのではないかと妄想している。

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  1. 市田憲 より:

    ・180度フルに開かないため、机に置いても手書きパッドが少し浮いて安定しない
    これについては、230105購入のものは、全く改善されました。
    となると、総合点は100点でしょうか。

    • 英二六 より:

      返信が遅れて申し訳ありません。
      そして、貴重な情報を送って頂きありがとうございます!

      あのパカパカ浮くのが改善されたとなると、100点をあげたいところですが、更なる改良への期待を込めて、85点ということで……。

      例の電卓を使っていると、どうもサイズが小さくてちょっと使いづらいなーと思っていたので、もう一回りサイズアップしたモデルも出て欲しいかなと思う今日この頃です。

  2. ゴロにゃー より:

    まず、忘れてはいけない物は「スマホか電子メモか?」と考えるとたふぶんスマホ。
    とすると電卓は不要と思う。
    電卓にコストをかけるなら、メモPADにかけていただきたい。
    希望としてはとりあえず2点
    1.ボタン電池を充電可能な2次電池に(本品に関して電池がそれぞれ異なるのはどうも)
    2.部分消去 つまり消しゴム機能が欲しい。もしくはペンの色に背景色の2色
    できないかなー。

    • 英二六 より:

      たしかに充電池だと良いですね。
      忘れたころにボタン電池が切れて消去ボタンが効かなくなるのは困ります。

      消しゴム機能……これはホントに欲しいです!
      ちょっとメモを部分的に書き換えたい時に二重線やバツを入れて修正すると凄く見づらくなるのがネックなんですよね。
      なんか液晶だから出来そうな気がするんですけど、世間で販売している電子メモに部分消去の機能があるものは見たことないです。
      技術的に出来ないのか、それともコスト的に出来ないのか事情は分かりませんが、その機能はあったら嬉しい限りです。

      550円の商品にここまで望むのは贅沢な話かもしれませんが、改良版に期待したいですね。

  3. 多摩にいます より:

    メモリーが複数ある電卓は、複数あるメモリーに書き込んだものを呼び出しながら計算するのが便利なのです。高級な関数電卓がそうなっています。これはPad部に数字を書くことでメモリーに使えて良いですよ。大き過ぎる欠点はですが、2種類の電池のどちらも日本では手に入りにくいものだということですね。なぜ製品化の時点で改善しなかったのかわからないです。

    • 英二六 より:

      関数電卓そのものを使ったことが無いのですが、高級モデルはメモリーが複数持てるんですか?
      そういう複数メモリーできる機能は会計の計算でも欲しいところです。
      税率設定が複数あるモデルはあるんですけどね……複数メモリ機能も欲しいところです。

      電池の件は、せめて一般的に流通しているCR2032とかにしてくれればいいのに、なぜにCR1220とLR1130を選定したかホントに謎ですね。

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