iPad miniでApple pencilを使っていると、ペンと画面が当たる時の甲高いカツカツとした音がうるさいと感じる時がある。
![ApplePencil静音化(コツコツうるさい)](https://ei26blog.com/wp-content/uploads/2020/11/0e4ab2318ecefe016b386c978b39cd40.jpg)
特に出先のカフェなどで使うときに甲高いコツコツ音がすると、周囲の迷惑になるのではないかと思い、何となく使用を控えてしまうことがあった。
仮に図書館や自習室などの静かな場所で、こんなうるさい物を使った日には、出禁を食らっても文句が言えないほど音が気になってしまうほどだ。
Apple pencilは、ペンとしての追従性が抜群に良く便利なだけに、この筆記音の大きさがネックだ。
何とか静かになる方法はないものか、静音化アイテムを探して試してみたところ、思いのほか良い具合にあのカツカツ音を抑える方法を発見したので紹介しよう。
目 次
1.シリコン製のキャップをペン先に取り付ける
このキャップはアマゾンで購入したもので、ペンの先端に取り付けるとシリコン素材により、ペンタッチが柔らかくなり、音も静かになるとの事だ。
![ApplePencil静音化(シリコンキャップ)](https://ei26blog.com/wp-content/uploads/2020/11/2ca6e70efc4da13afe85742d162ed720.jpg)
形状もApplePencil用に作られているため、キャップをペン先に強めに差し込むだけでピッタリ固定される。
![ApplePencil静音化(シリコンキャップ)](https://ei26blog.com/wp-content/uploads/2020/11/11df809d9fbf77b87d52314ecbb7245b.jpg)
しかし、ペン先に異物を付けてペンの反応が悪くなるのではないかと不安に思ったが、ペンの反応は取付前と変わらずスラスラ書けて違和感は無かった。
これで問題解決したかと思ったが、新たな問題が発生した。
シリコンキャップのラバーと画面の摩擦が大きくなってしまい、常に引っ掛かりを感じるのだ。
![ApplePencil静音化(引っ掛かる筆記感)](https://ei26blog.com/wp-content/uploads/2020/11/DSC00744.jpg)
タブレットで絵を描く人によっては紙のような筆記感を出すために、あえて紙に書く摩擦感のあるペーパーライクフィルムを貼る事もあるが、それとは異なる抵抗感だ。
例えるなら、消しゴムで字を書くような筆記感だ。
そんなイレイサーライクな書き心地は何ともイマイチで、使用には厳しい物があった。
ペンの先端に取り付けるだけのため、iPad miniカバー付属のペン収納スペースにそのまま入る点は良かったのだが、書き心地が悪くなるのは実にまずい。
2.メガネ拭きをペン先にあてて静音化する
以前、誰かから「メガネ拭きをペン先に当てると音が静かになる」という話を聞いた事を思い出した。
前述のシリコンキャップのように、ApplePencilはペン先に異物があって直接画面に触れていなくてもシッカリ反応するという特徴があるため、布くらいなら何とかなりそうだ。
![ApplePencil静音化(メガネ拭き)](https://ei26blog.com/wp-content/uploads/2020/11/d0be1660013be34388e921203e02b02a.jpg)
試しにメガネ拭きで先端を包んで使ってみたところ、確かにペンは反応した。
布を通した状態のため、筆記感は若干変わったが、先ほどの消しゴム感とは異なり、ペン先の滑りも悪くない。
筆記音はこれまでの甲高い「カツカツ」とした耳障りな音から「コンコン」という柔らかい音となり、これは良いと思ったが、ここでも問題が発生した。
ペン先にメガネ拭きを付ける事による弊害は2つあった。
1.ペンの握り心地が悪くなる
メガネ拭きを先端に巻き付けると、固定するためにグリップ部あたりを輪ゴム留めする必要がある。
実際に取り付けてみたところ、布の感触がツルツルしてしまってペンが握りにくくなってしまった。
![ApplePencil静音化(メガネ拭きは持ちにくい)](https://ei26blog.com/wp-content/uploads/2020/11/eb623511e5d5a5dbd5a5ea526c2d7777.jpg)
2.ペンを収納できなくなる
現在使用しているiPad mini用のカバーは、Apple Pencilを収納できるスペースが付いた便利なものだ。
このペンホルダーが付いているおかげで、スッとペンを取り出せてパッとメモが取れて大変便利だ。
元々メモ用に便利だという目的で購入したiPad mini5だけに、ペンと本体がすぐに使えるよう近くになければ意味が無くなってしまうのだ。
3.両方のアイデアを合体させてみる
メガネ拭きを先端に付ける方法は、筆記の静音化と書き心地に絶大な効果があったが、握り心地の低下やペンの収納ができなくなる問題がある。何より見た目が最悪だ。
シリコンキャップは静音化とケース収納は出来るが、書き心地が悪くなる。
いずれも良いところと悪いところがあり、もうひとつ実用に至らない点がある。
そして、あるアイデアが思いついた!
「2つの良いところを合わせたら、良いものが出来るのでは?」
つまりは、こういうことだ。
メガネ拭きをペンの先端「だけ」に当て、それをシリコンキャップで固定するという方法だ。
シリコンキャップの問題は先端部分の筆記感だけで、メガネ拭きの問題は先端以外の部分という点を上手く融合させれば良い物ができるのではないかと思った。
1.シリコンキャップの先端をハサミで切り落とす
![ApplePencil静音化(改造手術)](https://ei26blog.com/wp-content/uploads/2020/11/d5d0435da3105f3de47675eec39a54c9-1.jpg)
2.小さくカットしたメガネ拭きをApplePencilの先端に押し当てる
![ApplePencil静音化(改造手術2)](https://ei26blog.com/wp-content/uploads/2020/11/5ac5bdbe38a2b58dad250ef8beebe717.jpg)
3.メガネ拭きを押し当てた状態で、カットしたシリコンキャップをはめ込み固定する
![ApplePencil静音化(改造手術3)](https://ei26blog.com/wp-content/uploads/2020/11/a85419a632d9ef66d77719c09a88a278.jpg)
完成!
試しにこの状態でメモアプリを使ってみたところ、音も静かで書き心地も悪くない。
![ApplePencil静音化(改造手術・大成功)](https://ei26blog.com/wp-content/uploads/2020/11/a11f26320a966afa3a109af37df7c945.jpg)
そしてケースへの収納もできる。
![ApplePencil静音化(ペン収納OK)](https://ei26blog.com/wp-content/uploads/2020/11/1b05951d03517ce4e857feb387c9b08f.jpg)
まだ試作品なので、固定が甘くキャップごとポロっと取れる事もあり調整が必要だが、概ね成功だ。
![ApplePencil静音化(かってに改造まとめ)](https://ei26blog.com/wp-content/uploads/2020/11/867511c5061e74ba0788aeb43dcc921e.jpg)
これまで気になっていたカツカツ音が消え、モヤモヤが晴れた嬉しさのあまり、小躍りしてしまいたい気分だ。
さっそくこのApple Pencil(改)を持ってスタバでドヤりたいところだが、ご覧の有様で不格好のため、せいぜいドトールかベローチェあたりが限界かもしれないかもしれない。
以上、コーヒーチェーンはドトールが一番好きな英二六でした!
2022/7/3 UPDATE:ペン先そのものを交換すれば静かになる?
【相田みつを理論】Apple Pencilの筆記音がカツカツうるさいのでエレコムのペン先に交換して、ちょこっとだけ静音化してみた【P-TIPAPY01WH】