スーパーの店内でよく流れる例の曲「ぽぽーぽぽぽぽ♪」を聴いた事があるだろうか?
あの曲は、販促用の業務マシン「呼び込み君」から流れている曲で、鮮魚コーナーなどの店頭では例のBGMをバックに特売品のアナウンスや呼び込みなどに使用されている。
既に、日本全国のスーパーを始めとする食料品店に多く配備されており、最近では携帯電話ショップの入口や一部ジャンクショップ(!)にまで設置されている状況で、呼び込み君の名前は知らなくても「ぽぽーぽぽぽぽ♪」のBGMを聴いたことのある人は多いのではないだろうか
そして、2021年12月に例のBGMが流れるミニチュア版の呼び込み君こと「スカイネット スーパーサウンド 呼び込み君 ミニ」が、青島文化教材から発売されるというアナウンスに驚き、その勢いでヨドバシカメラで予約してしまった経緯がある。
しかし、予約するのがワンテンポ遅かったためか、12月の初回出荷分には間に合わず、次回出荷分(1月頃)のお届け予定となっていた筈なのだが、本日帰宅するとヨドバシカメラの袋が……まさか。
どんな理由があったかは分からないが、当初の予定より早く到着していた!
ありがとう、ヨドバシカメラ!
そして、動かしてみたところ、納得のフォルムと満足のサウンドで、とてもハッピーでハイな気分になってしまうゴキゲンなグッズであるという事が分かった。
結論から言うと、「買っておいて損は無い、むしろ買え!」と全国の呼び込み君ジャンキーに布教したいシロモノだ。
今日は、そんな呼び込み君ミニの素晴らしさを紹介しよう!
これは、いいものだ。
呼び込み君の中身
パッケージを開封したところ、呼び込み君以外にプラスチックのプレートと、プレートと同サイズのステッカーが5枚同梱されていた。
このプラスチック板は、顔のパーツと交換して「50%オフ」や「今、売れてます」などを表示するものだが、この愛らしい呼び込み君の顔が隠れてしまうのは気が引けたので、今回はスルーすることに。
ここで、パッケージから取り出す際の注意を一つ。
あんまり乱暴に引き抜こうとすると、手の部分が折れる可能性があるので、パッケージから取り出す際は細心の注意が必要だ。
上の写真からも分かるように、見るからに手の部分だけ部品強度が弱そうに見える。
特に手首が細くなっているため、ここからポキッと行きそうな気がしそうで心配だ。
高性能スピーカーで、大音量でも音割れしない!
本体後方の電池ボックスの絶縁フィルムを抜き取り、呼び込み君の胸の黒いボタンを押すと……
呼び込み君ミニ本体から流れる例のBGMは、20秒と短いものだが、ちゃんと原作の重要なエッセンスを十分に再現されたループ構成となっているため、満足のいくものに仕上がっている。
そして、超小型ボディ(約5.5cm)から発する音量がかなり大きめにもかかわらず、クリアで音割れがしないという点には正直感動すら覚えたほどだ。
普通、この手のオモチャに内蔵されたスピーカーは、コスト的な理由から音質のあまり良くない商品が多い。
しかし、呼び込み君ミニのスピーカーは、他社の商品とは一味も二味も違い、小型スピーカーとは思えないほどキレイな音が破綻なく再生されているのだ。
唯一の問題点、それは音量調整できない事
このように呼び込み君ミニは、ジャンキーとしてはとても素晴らしい機械なのだが、一つ難点がある。
それは、音量調整の機能が無いことだ。
とにかく音が大きいため、夜間部屋で聞くのは少々気が引けるのだが、困った事に音量を調整する機能が無いため。常に爆音で「ぽぽーぽぽぽぽ♪」が流れるという問題がある。
せめて「大」「小」の2段階くらい音量調整機能があれば良かったが、さすがに1000円前後で買えるオモチャにそこまで機能を求めるのは酷な話かもしれない。
全体的には100点満点中の120点をあげたい程ステキなグッズなのだが、そこだけが残念ポイントだ。
買って損なし
青島文化教材は、けっこうキレッキレな商品を販売する事で有名なメーカーだが、今回も例外に漏れず鋭い切れ味の商品を世に送り込んできた。
そんなアオシマの商品の例えとして、街でよく見かける↓コレとか……(バーニラ、バニラ高収入♪)
「いったい誰が買うんだ、こんなもの!」という点を逆手に狙ってくる青島文化教材のアヴァンギャルドな商品展開には驚かされるが、今回の呼び込み君もそんなアオシマイズムをビリビリと感じる「分かる人は分かる」という潜在的なニーズを突いた商品だと言える。
しかも、呼び込み君ミニのお値段は1000円前後とお財布に優しいのも嬉しいポイントだ。
そして、あのBGMが安価かつ高音質で楽しめるというニーズを十分に満たしている点もポイントが高い。
そんな理由から、全国の呼び込み君ファンおよび重度の呼び込み君中毒者(ジャンキー)の方に、呼び込み君ミニを購入を全力でオススメしたい。