我らが名古屋では、令和7年5月8日を「758(なごや)」の語呂合わせで「758記念ドニチエコきっぷ」を名古屋市交通局から発売されるという告知が、公式ページでひっそり記載されていた。

ドニチエコきっぷとは、名古屋市交通局で発行されている土日祝日限定で使用できるバス地下鉄の一日乗車券で、切符1枚のお値段が620円と、初乗り運賃が高いと定評の名古屋地下鉄ではお得感が半端ない破格の切符だ。
(参考:地下鉄初乗運賃は210円)
交通局の告知ページの情報によると、販売枚数は7580枚と758の語呂合わせにしっかり寄せているが、発売日はなぜか令和7年4月22日という統一感の無さには苦笑いだ。
何はともあれ、土日に出かける際に地下鉄を乗る機会も多いので、予備に1枚持っておいて損はないと思ったので1枚買っておこうと発売日翌日に名古屋駅へ行ってみた。

……おかしい。
なぜ、地下鉄構内に758の日のドニチエコきっぷの告知ポスターが見当たらない。
普段、名古屋市交通局では限定切符を発売するときは、事前に発売告知ポスターを貼ってある筈なのだが、この758の日切符に限ってはなぜか告知ポスターが見当たらない。
と思ったら、よく見ると地味ながら758の告知ポスターが貼られていたのに見落としていた!

どうやら何らかの結界が貼られていたか、あるいは英二六の目が節穴だったようだ。

これより1週前(4月15日)に発売されたドアラの一日乗車券は大々的に分かりやすいポスターが貼ってあるどころか、切符売り場には「ここでドアラの切符買えるよ!」とアピールされていて、758の日と比べると扱いが雲泥の差だ。

見た目はイマイチだが粘着力は一流で便利!
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というワケで、無事758の日ドニチエコきっぷとドアラの一日乗車券をゲットできた!
この切符のデザインは名古屋市政資料館をバックにした映像で、レトロだが荘厳な佇まいが昭和初期の背景にマッチすることから、最近ではドラマ「虎に翼」や「坂の上の雲」のロケ地にもなったほど味わい深い建物だ。
一方ドアラの方は、今年から井上監督になり、新生ドラゴンズが3年連続最下位という過去を振り切って前向きに挑戦していこうという信念をこめて「どらポジ」をスローガンに掲げ、ドアラのフリップ芸も「Very positive Dragons(どらポジ)」を掲げている。
(なお、昨年ドアラが掲げたフリップ「たつ年だで のぼり竜だわ」は健闘むなしくドラゴンズがリーグ最下位と最悪のスベリ芸となってしまった……)

ちなみに4月27日現在、ドラゴンズのセリーグ順位が4位と適度に下位のポジションだが、ドラゴンズは序盤に調子が良いと間もなく失速して最下位になるという嫌なジンクスがあるため、逆に春はこのくらいの方が安心して見ることができるのだ。

この安心感は、3年連続最下位のドベゴンズの悪夢に中部民がすっかり精神を破壊され、負けて快感なドM変態の性癖に目覚めてしまったのかもしれないが……それでもこのポジションで安心してしまう心理状態は一体どうしたものか?

なお、ドラゴンズ自体の成績は芳しくなかったが、ドアラの年棒は「30周年記念」という名目で各イベント出演の奮闘を称えて、食パン500g→食パン530g(前年比+30g)にアップされたとの報道が……この中日ドラゴンズ球団の優しさには全中部民が涙して、今年こそドラゴンズが良い成績を残して欲しいと祈ったほどだ。

しかし、ドアラの盟友だった畜ペン……もとい、つば九郎の急逝の件もあり、ドアラも昨年は体調を崩していた時期もあった事から、あまり無理をしないでゆるーく頑張ってもらい、末永くドアラのおとぼけ芸を見せて頂ければと願わずにはいられない。
↓ いっしょに営業することが多い彼ら